やんばるの大自然で学ぶ、作る、味わう!沖縄コーヒーネイチャーツアー

自然の中で楽しむ特別な一杯。

About

沖縄コーヒーネイチャー
ツアーって何?

沖縄本島北部は「やんばる(山原)」と呼ばれ、亜熱帯性の常緑樹が生い茂る自然豊かなエリア。特に冬の季節に本州から訪れると、その緑の多さに驚かされる。オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパも、このやんばるに位置しており、『島とあそぶ 森とつながる』をコンセプトに、さまざまな体験をゲストに提案している。

やんばるでは、沖縄県内の他エリアではなかなか得られない、特別な体験ができる。
その1つは、冬に収穫時期を迎える、沖縄県産コーヒーの収穫・焙煎体験だ。沖縄では、約100年以上前から県産コーヒーの栽培が行われてきた。ただし、収穫量が少なく県外へ出荷されることはほとんどないため、現在でも沖縄でコーヒーが栽培されていることはあまり知られていない。
コーヒーの木に、「コーヒーチェリー」と呼ばれる赤い実ができるのは、11月末〜4月、沖縄の冬の季節。名護市中山にある「中山コーヒ園」では、この時期だけ、コーヒーの実の収穫から下処理、焙煎までを体験することができる。

もう1つの特別な体験は、亜熱帯の森のハイキング。沖縄と聞くと、ほとんどの方が「海」をイメージするだろう。しかしここやんばるの魅力を満喫するには、森を知ることも欠かせない。本州では見られない、沖縄ならではの植物や鳥、動物の様子を観察しながら山を登ると、頂上では、美しい海に囲まれた山々の壮大な景色が待っている。

オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパでは、この2つの体験を半日で体験できる、特別なツアー「やんばるの大自然で学ぶ、焙る、味わう!沖縄コーヒーネイチャーツアー」をご用意している。
まずは、中山コーヒー園にて県産コーヒーについて学び、収穫と焙煎を体験する。その後、経験豊富なガイドと共にやんばるの森へと足を伸ばし、絶景が広がる山頂で、自分で焙煎したコーヒーを味わう。
なお、海外からのゲストには、翻訳機を用いて説明するなどして、コミュニケーションを取りやすいよう工夫されている。

ハイキングで疲れた身体を癒すために、冒険の終わりには、オプションとしてスパ体験を追加することができるのも、ホテルのプランならではの嬉しい特典だ。
豊かな自然とホテルの上質なホスピタリティによって、心も身体も生まれ変わるような1日を過ごすことができるだろう。

Flow of the Tour

ツアーの流れ

1 沖縄の自然と文化を学びながら、コーヒーを収穫
2 手作業で下処理をし、自分好みの焙煎に
3 絶景ポイントでホテル特製ブレイクファストボックスを楽しむプランも
4 いよいよやんばるの大自然へ。一歩一歩に新しい発見が
5 360度、やんばるの大自然が広がる景色の中で、特別な一杯を味わう
6 ホテルのスパで身体の疲れを癒すのもおすすめ

オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ がある名護市は、美しい海だけでなく、山もすぐ近くにあることが魅力の一つです。ホテルから数十分ドライブすれば、名護の豊かな自然に触れることができます。
これまでも、中山コーヒー園さんでの収穫・焙煎体験はご案内していましたが、特別なコーヒーをより美味しく飲んでいただきたい、また、限られた時間の中でも名護の自然を満喫していただきたいという思いから、今回ご紹介した「やんばるの大自然で学ぶ、焙る、味わう!沖縄コーヒーネイチャーツアー」をご用意させていただきました。
ハイキングを選択肢に入れることで、海でのレジャーがしづらい冬でも、アクティブなご旅行を楽しんでいただけると考えています。名護の自然を知り尽くしたガイドさんのもと、『島とあそぶ 森とつながる』を全力で体感していただけたら幸いです。

(オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ 
経営企画室 金城努)

Map

マップ

Participants’ Voices

参加者の声

普段の生活では見られない景色がとても新鮮で、感動しました。ガイドさんの丁寧な説明のおかげで、沖縄の生き物の生態も知ることができ、海だけではない沖縄の魅力を体感できました。頂上で飲んだコーヒーの味は忘れられません。自分で収穫して焙煎したという達成感も重なって、本当に美味しいコーヒーをいただくことができました。

参加者Aさん

私はどちらかというと海派だったのですが、今回のハイキングではずっとワクワクが止まらず、沖縄の山も大好きになりました。山頂の景色も素晴らしかったです。沖縄の自然のことを今まで以上に知ることができたのが嬉しいですね。すべての工程を自分の手で作り上げたコーヒーは、どんなお店で飲むコーヒーよりも美味しかったです。

参加者Bさん

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沖縄の自然と文化を学びながら、コーヒーを収穫

ツアーのスタート地点は、名護市中山にある「中山コーヒー園」。農園の広さは約7,000坪、年間の収穫量は約1.2トンと、県内でも有数の規模を誇る。2013年、代表の岸本辰巳(きしもとたつみ)さんが300本ほどの苗木を植えたところから、コーヒー農園は始まった。現在では、約2,000本のコーヒーの木が栽培されている。

岸本さんの案内のもと、まずはコーヒー農園を見学する。段々畑のように広がるコーヒーの木々の合間を歩きながら、栽培の工夫や苦労、品種の特色など、さまざまな話を聞くことができる。

「この鳴き声は、オオシマゼミというやんばるに棲むセミです」
「この植物はドラセナといって、防風林の役目をしています。ヤギの好物でもあるんですよ」
コーヒー以外にも、沖縄の生き物や、文化の話が飛び交う。ここ名護市で生まれ育った岸本さんの、沖縄を大切に思う気持ちがうかがえる。

11月末ごろになると、コーヒーの木々についた実が色づき始める。「コーヒーチェリー」と呼ばれるこの実は、全体が真っ赤に色づいたら収穫のサインだ。1つ1つ、手作業で丁寧に摘み取っていく。コップ一杯分くらいの実を収穫すれば、コーヒー一杯分の分量が集められる。

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手作業で下処理をし、自分好みの焙煎に

収穫が終わったら、次は下処理を体験する。まずは、実からコーヒー豆を取り出す。実を指で押すと、中から豆が押し出される。取り出したばかりのコーヒー豆は薄い皮に包まれているので、これを機械にかけて取り除き、ドライヤーで乾燥させる。こうすることで、焙煎前の「生豆」の状態になる。

中山コーヒー園では、コーヒー豆を取り出した後の皮や果肉の部分も無駄にはしない、サスティナブルな取り組みを行っている。果肉は、煮出してシロップにして、炭酸水で割ったドリンクに。これは焙煎体験の間でいただくことができる。また、皮と果肉を乾燥させた「カスカラコーヒー」なども、実の部分を活用した商品も開発、販売されている。

生豆を火にかけ、焙煎の工程を体験する。手持ちの焙煎器を左右に振りながら、好みの煎り具合になるまで焙煎をする。焙煎が進むにつれて、コーヒーの香ばしい香りがたち登る。同じコーヒー豆でも、焙煎の度合いによって、一人一人の仕上がりの色や香りはさまざま。自分だけの一杯に仕上げていく。

中山コーヒー園
https://nakayama-coffee.com/

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絶景ポイントでホテル特製ブレイクファストボックスを楽しむプランも

ツアーの昼食には、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ 特製のブレイクファストボックスをテイクアウトするのもおすすめ。アウトドアでも美味しく食べられるよう、ホテルのシェフが考案したオリジナルメニューだ。(ブレイクファストボックスはオプション利用)
※朝食ブッフェがオープンする前の時間でも、前日20時までにご連絡頂けましたら、ブレイクファストボックスに変更して受け取ることができます。
展望台などの絶景ポイントに移動して、とっておきのランチタイムを楽しんでみては。

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いよいよやんばるの大自然へ。一歩一歩に新しい発見が

ハイキングなどの自然と触れ合うツアーを開催する「おきなわさんぽ」の代表、吉田岳人(よしだやまと)さんと合流し、いよいよ、やんばるの森への冒険がスタートする。この日のフィールドは、名護市の中心部にある「名護岳(なごだけ)」。標高345メートル、ハイキング用に整備された道が中心になっており、初心者や子どもでも挑戦しやすい山だ。動きやすい服装とスニーカーがあれば頂上まで登れるため、観光の方も身構えずに参加することができる。

「1年中、名護市のいろいろな山に登っています」と話すガイドの吉田さんが、沖縄の木々や草花、鳥や昆虫についてわかりやすく解説してくれる。
山に入るとすぐに出会ったのは、「ヤマガラ」という腹の部分がオレンジ色のかわいらしい鳥。冬はセミが鳴いていないため、鳥たちの鳴き声や、風が木々を揺らす音が心地よく耳に響く。
この日は11月下旬。山中には、「ツワブキ」の小さな黄色い花が、少しずつ咲き始めていた。ツワブキが咲くと「沖縄に冬を知らせてくれる」のだそう。

「この穴は、クモの隠れ家です。この小さな穴の入り口に、糸や土を使って扉をつけて隠れているので『トタテグモ』というんですよ」
「これは、イタジイというどんぐりの木。沖縄ではこのどんぐりが多く見られます。野生のイノシシがどんぐりを食べた跡がありますね」
ガイドと一緒に歩くことで、普段は気づかないような、生き物たちの興味深い世界を知ることができる。

登り始めてから30分ほど、山の中腹あたりには、地元の方々が大切にしている祈りの場所がある。サンゴなどが堆積した石が置かれているこの位置は、麓にある神聖な場所の真上にあたるといわれる。ハイキングを通して、沖縄の歴史や文化に関する知識も深められる。

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360度、やんばるの大自然が広がる景色の中で、特別な一杯を味わう

自然を楽しみながら、ゆっくりと登ること約1時間。名護岳の頂上へたどり着いた。
沖縄の山は、平坦な道が少なく、急な勾配が多い。たくさんの階段を登り切った達成感と、360度ぐるりと見渡せる美しい景色に、足腰の疲れも吹き飛ぶ。冬の沖縄のあたたかい日差しと、山頂の心地よい風に包まれて、大きく深呼吸をする。

ひと休みしたら、コーヒーを淹れる準備を始める。今朝摘み取って、焙煎したばかりのコーヒ豆を挽くと、風に乗ってコーヒーの良い香りが漂う。
コーヒーを淹れる水は、名護の「羽地(はねじ)」という山中から採取してきた湧水。事前に吉田さんが用意してくれていた。1滴ずつ心をこめて、丁寧にドリップをする。

一杯のコーヒーをゆっくりといただく。自らの手で一粒ずつ収穫し、慎重に焙煎したコーヒーは、他のどんなスペシャルティコーヒーとも異なる、特別な味わい。
この瞬間を目指して一歩一歩登ってきた道のりを振り返りながら、目の前に広がる大自然と、沖縄の土地の恵みに思いを巡らせる。

沖縄の自然をご案内する時には、その季節にしか体感できないことを大切にしています。その時期だけに咲く花、見られる鳥、聞こえる虫の声など、「その生き物がそこにいる意味」を見つけることが好きなんです。気温の変化では季節を感じにくい沖縄だからこそ、生き物に教えられることがたくさんあります。
図鑑やスマホアプリなどでは調べられない、自然を見る目がより豊かになるようなことを伝えていきたいですね。僕たちガイドが自然を案内する意味は、そこにあると考えています。

(おきなわさんぽ 代表 吉田岳人(よしだやまと)様)

おきなわさんぽ
https://www.okinawa-sanpo.com/

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ホテルのスパで身体の疲れを癒すのもおすすめ

下りの景色も楽しみながら山を降り、ガイドに別れを告げたら、オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ への岐路につく。名護岳からホテルまでは、車で20分ほどのドライブだ。

このツアーには、オプションでホテルでのスパタイムを追加することができる。ジェットバスや、バイブラバスにゆったりとつかれば、心地よい水圧に疲れた筋肉がほぐされ、身体の疲れが癒される。